Monday 31 January 2011

以前マーク3客車用のDriving Van Trailer(制御荷物車)を紹介しましたけど、今日はその後継のマーク4用です。この写真だとそれほどでもありませんが実物はお顔が細くて、近鉄のミニ・スナックカーみたいな印象です。その理由は、もともと振り子列車に改造する計画で車両限界よりも小さく作ったためでした。言わば「振り子準備車」。日本では、紀勢線の特急「くろしお」の新車に予算の関係からか振り子がついてないという残念なニュースがありますが、準備車という手もあったかもね。いやしかし、昔の「冷房準備車」と違って振り子装置を後から取り付けるのは大工事になりそう。結局マーク4の振り子案は政府の予算が出なくてボツになり、最近ではイタリアから振り子電車を輸入しています。
マーク4客車は性能上は225km/hまで出るそうですが、運用されている東海岸本線は車内信号設備が無いので、安全上200km/hに制限されています。線路脇の信号を見ながらの200km/h運転も相当キビシーでしょうけどね。イギリスの濃霧は半端ないですし。日本の鉄道会社だったら絶対車内信号に投資すると思うけどなあ。
在来線でこんな高速運転するので、先頭車に人を乗せないのはいいポリシーだと思います。

No comments:

Post a Comment