Monday 28 March 2011

絵に描いた餅。

20年ほど前にNHKで原発を推進派と脱原発派の専門家による討論番組がありました。もしかしたら故高木仁三郎さんが初めてテレビ出演されたときかもしれません。どうやって脱原発を実現するのだという質問に、高木さんがグラフの描いてあるフリップボーを出して、将来電気の消費量を減らし風力発電などを増やして少しずつ原発を減らしていくべきだと説明していたら、推進派の一人が頭から湯気の出る勢いで
「そんなものは絵に描いた餅だよ!」
とグラフを指差して叫んだのを覚えています。「絵に描いた餅」という表現は知ってましたが、それをリアルに使う人をはじめて見たので何だか「スゲーな」と気圧されました。
実際それは絵に描いた餅でした。なぜなら当の電力会社が需要を増やすことに必至で、オール電化マンションなんて売り込んでましたから。
しかし今や、望む望まずに関わらずその絵に描いた餅を実現しなければならなくなりました。初めて消費者と電力会社が一体となって本気で節電をするという点で、僕は不謹慎な表現かもしれませんがワクワクしています。我々こういうの得意そうじゃないですか。いつか
「さすがは日本人。発想が斜め上」
なんて外国の人に言われる方法で解決していくんじゃないかなーと思います。

Thursday 10 March 2011

鉄ちゃんオアシス。

ロックバンド、オアシスの喧嘩別れした兄弟のどちらかが、以前テレビで高速鉄道について語ってるのを見たことあります。
「日本の新幹線みたいに専用線を走らせるのが理想的だよね。でも、僕の好きな列車はInterCity 125だよ。なぜなら架線がない路線も走って行けるから」
と言ってました。ああ、その気持ちはわかる。世界最速のディーゼル特急。萌えますな。
スコットランドの非電化区間へ直通する列車は、ロンドンからエジンバラまで架線下を600km以上走るので何だか非効率な気もします。昔、キハ58/28が金沢と青森を結んだ急行しらゆきもずーっと電化区間を走ってました。併結してた急行白馬が大糸線に入るのがディーゼルカーであった理由かな?InterCityは客車列車なので電気機関車で牽引してエジンバラでディーゼル機関車に付け替えるという手もあると思うのですが、高速列車にとってはそれによる時間のロスがもったいないのでしょうね。特に、ディーゼル機関車は先頭と最後尾の二両必要なので付け替えしたら大変そう。
ニュースによれば、日立がイギリスで製造する車(ハイブリッド・カーらしいです。興味深い)で置き換えるそうなので、その前に一度乗っておきたいです。InterCity 125のマーク3客車はドアの窓が開くんですよ。時速200kmで走ってるときに開けたらどんな感じなんだろう。

Tuesday 1 March 2011

この週末は、アパートの前の川に白鳥が来てたのでパンを食べさせました。白い食パンよりもwhole grainのパンをあげた方が嬉しそうです。
夜はThe Fighterを見てきました。主人公のボクサー役を演じるマーク・ウォルバーグのガッチガチに鍛えた体から、この映画への意気込みが伝わってきました。でもやっぱり、コカイン中毒の兄を演じたクリスチャン・ベイルの方が強く印象に残りました。