Sunday 10 April 2011

原発推進派に期待すること。

たまたま、youtubeで原発の是非を問う田原総一郎さん司会の討論番組をチラと見ました。先月末に放送されたようですが、いまだに「原発ルネッサンス」などと主張する人々がいて、すごいなと思いました。よっぽど人権意識に欠けておられるのだろうか。。。
仮に推進派の主張が正しいとしても、これから二、三十年の間に新しい原発を建設し始めるのは大変厳しいのではないかと予想します。福島の事故が起きてしまった今、あえて原発の立地候補になる市町村があるでしょうか。また、受け入れ派の政治家が県知事選挙に出て勝てるでしょうか。
もし今後も原発を作っていくならば、今回の事故を教訓に施設をより安全にするのはもちろんですが、どう対策をしたところで「絶対安全」という言葉はもはや通用しないでしょう。事故の確率をゼロにすることはできませんし、むしろ安全対策が進歩するほど「予想外の事故」には対応できません。
そこで推進派が今すべきは、事故が起きても発電所付近住民への被害や不都合は最小限にとどまるんだと証明することです。
例えば、東北地方からの食品をどんどん消費し、他の地域の食品に比べて割安にならないよう需要を支えましょう(スーパーで売ってる食品のパッケージに賞味期限・カロリーと並べて、性別・年齢を考慮して誰だったら食べても被害が無いか放射能による汚染の程度を明示する必要がありますね)。また、原発周辺から避難してきた人々を手厚く迎え入れるべきです。

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